写真紀行、飢饉の残り香
五百羅漢
引っ張るだけ引っ張ったけど何かあるわけでもない。ようやく到着です、この山間の道はとても良いです。美しい紅葉の中を走るのは気持ちの良い物です。
到着
到着しました!落葉樹達は葉を殆ど落とした後の様で紅葉は拝めませんでした…でも苔生した岩と少し鬱蒼とした木々はなんとも落ち着いていてここだけ世界が違う様な雰囲気でした。
発祥
前回も軽く書きましたが、この五百羅漢はかつて起こった天保の大飢饉の時の犠牲者の霊魂を弔う為に南部家の菩提寺大慈寺の義山和尚が明和2年(1765年)に発願し、2年がかりで彫った物だそう。無念にも亡くなった犠牲者の霊を悼み、再びこのような災禍の無いことを願って、忘れてはならない飢饉の歴史を石に刻んだ僧侶の想いに心を動かされます。
美しい
静かな森の中に確かに歴史を刻み、苔に包まれて行く仏の岩を見ていると不思議な気持ちになりますね。下は石碑と近くを流れる沢。水はとても冷たく綺麗です。水の流れる音と森の静寂は心が落ち着いて良いです。都会で疲れた心身を癒やしてくれる気がします。
恒例の
此処でも水晶玉写真を撮ったのでそっと載せておきます。森の雰囲気とよく合う気がします。
おわりに。
今回は五百羅漢へ行った事を書いてみたよ。森の雰囲気は仕事や人間関係で疲れた時に行くと癒やしてくれる優しく静かな感じです、岩手県遠野市へ行った際には足を運んでみても良いと思いますよ。それではまた明日、またのぅ。