写真奇譚、道を外れて。

五百羅漢ヘ…行く筈だった。

五百羅漢はかつて飢饉の時、大勢の方が亡くなった、その魂を供養する為に作られた物らしい。自然も多く森林浴に良いなと思い行ってみた…のは少し後で、今回はその前に行った場所の話。

別れ道

五百羅漢ヘ向かう道は落ち葉で滑りやすくなって居るとはいえしっかりと舗装された道だから迷う事は無い。来た道正面に山を超えて行くルート、五百羅漢へ向かうルート…石まみれの未舗装の坂道、他の道は舗装されていると言うのに一箇所だけ妙な道でした。面白そうだったし時間もあったので向かう事にした。

オフロード

クロスバイクのモードをパワーモードヘ入れて長い坂を登る、微かに轍が残っているから廃道と言うわけでは無いのだろう。少し登ると慰霊碑があった。
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苔が少し生えていて年季を感じさせる、かつてあったのだろう飢饉か天災の慰霊碑だろうか?慰霊碑に一礼をしてまだまだ登る、道も良くないし坂も緩くない、とてもモーターの助けが無ければ登れないような道だった、暫く走ると古ぼけた標識を発見。
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だいぶ放置されてるみたい、この先は廃道なのかも。
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と思った矢先の分かれ道の片方、木は倒れ草は生い茂り微かに人工的な曲線だけがそこがかつて道だったと言う事を示している。話は少し戻るが木々の合間から見える景色は凄く良い。
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そしてまた坂、ガードレールも無く落ちたら一貫の終わりな道をひた走る、荒れた道をモーターの唸る音と車輪が空回りする音を聞きつつ走っていると…。

何かの施設

道の左側に何やら何処かの施設を見つけた。扉も古ぼけてて永らく人も来てなさそうな雰囲気だ…良く見えないがなんちゃら山地震観測点みたいな事が書いてある、国がどこかの施設だろうか。暫く眺めていたら上の擦りガラスの部分を肌色っぽい何かが横切るのが見えた、廃墟じゃないみたい。
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この先にも道がありそうだったがバッテリーも半分を切ったしレンタルの時間もあるのでそのまま引き返して目的地の五百羅漢ヘ向かった。

おわりに。

今回は五百羅漢ヘ向かう途中に少し寄り道をした話だよ、五百羅漢の記事は明日書こうと思うよ。このあと帰ってる最中にいい感じの木があったので写真を取ろうとファインダーを覗いたらこのカメラ買って初めて顔認証が動作しました。ちょっとビクッと来ました(笑)それではまた明日、またのぅ。